足場工事の手順
1.現地調査、工程確認
事前に現地に調査に伺い、対象の建物や周辺の環境を確認します。
特に建物が多い場所では、足場を組みにくい場合があるので事前の調査と計画が必須です。
2.図面作成
足場にも組み上げの手順があるため、図面を作成し組み上げまでの手順を事前に作っておきます。
この図面でしっかり調整を行わないと、思わぬ事故にも繋がりますのでとても重要な作業です。
建築図面とともに、平面図、立面図、断面図を作成するのが一般的です。
3.拾い
「拾い」は、図面をもとに必要な部材を拾い出す行程です。
部材は足場によって変わります。
大抵の現場では「くさび式足場」「単管足場」「枠組足場」の3つのうちいずれかが使用されており、それぞれジャッキ、支柱、手摺、踏板、ブラケット、単管パイプ、固定ベース、クランプ、単管ブラケット、足場板、建枠、筋交、アームロック、布板などの部材が主に使われています。
必要な部材は会社で保管してある場合もありますし、レンタル業者に別途レンタルする場合もあります。
4.搬入・組み立て
部材を現場に搬入し、組み立て作業に移ります。
足場職人はあくまでも組み立てだけを行うので、一旦作業はここまでです。
5.解体・撤去
専門の職人による工事が完了したら、解体は再び足場職人が担当します。
すでに建物が完成した状態での撤去ですので、傷などを付けないようより一層の注意を払います。